中国科学技術省筋によりますと、チベット経済の発展を促すため、政府はこれから新たな科学技術を利用してチベットで新型産業を育てることにするとのことです。

　これは、科学技術省の呉忠沢氏がチベットの中心地ラサ市で開かれた「第二回科学技術でチベットを支援する全国会議」で述べたものです。その際、呉忠沢氏は、「全国の科学技術部門はチベットの特色のある農牧業や、チベット薬の研究開発、新型エネルギーの利用などをめぐって、合同研究と協力を行い、その成果をチベット経済の発展に用いていく」と述べました。

　会議期間中、チベット支援プロジェクトの調印式が行われました。中国各地の多くの科学技術部門は具体的なチベット支援策を打ち出し、あわせて、71のチベット支援プロジェクトが調印され、これらのプロジェクトの総額は3500万元に上るとのことです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「CRI」より 2005年7月26日