北京 2008年までに6.6万台のタクシーを更新


先般、2003年2月に発足した北京市交通委員会の最初の主任である趙文芝氏は第12回北京市人民代表大会常務委員会第21回会議の席で、「2008年までに北京市は6.6万台のタクシーをすべて更新する」ことを明らかにした。

趙文芝主任は「当面、マイカーの台数を制限することが不可能なので、公共交通の発展に力を入れることは北京市交通状況を改善する根本的な方途である。北京市の市街区における45本のメインストリートにはで公共バスの専用レーンが設置されており、公共交通の専用レーンの使用時間を延長するほかに、交通ICカードの使用も重点とされている。このほど、北京市交通委員会はすでにバス、地下鉄チケット制度、価格の改革案を策定しており、北京市人民政府に上呈した。この案は乗客の経済能力を十分に考慮し、低料金を引き続き堅持し、学生や低収入層の人々に特恵を与えるものであり、機が熟せば、この案が打ち出されることになっている」と語った。

同氏によると、当面、北京市は4273台のバスを新規増加するか更新し、年内に4070台のバスを淘汰し、2008年までに6497台のバスを更新するか新規増加し、そのうち、バリアフリーのバスは1000台。地下鉄車両を958台更新し、地下鉄の運行間隔を縮小し、既存の路線の効率アップを目指すことになっている。

それと同時、北京市は20676台のタクシーを更新することになっており、年内における更新台数は3.5万台に達し、2008年までに北京市の6.6万台のタクシーをすべて更新することになっている。2005年から2008年にかけて、北京市のタクシー業界において「インテリジェント交通管理システム」を全面的に繰り広げ、電話でタクシーを呼ぶ比率を引き上げ、空車運転を少なくすることになっている。

16%の乗り換えは1キロの歩行が必要

北京市人民代表大会常務委員会の張毅主任は関連部門を代表し、趙文芝氏の報告に対してコメントを述べ、「当面、北京市におけるさまざまな公共交通の間の乗り換えには不便なところがあり、16%の乗り換えは1キロ以上の歩行を必要としているので、公共交通は魅力ある存在となっていない。公共交通システムの現状は都市部における交通手段の構造を改善し、マイカーの合理的使用を促す面で力強いサポートを提供するに至っていない。そのため、北京市は今後、公共交通システムの構築に引き続き力を入れるべきである」と語った。

                    「チャイナネット」 2005/07/28