銀監会、『銀行の小企業貸付業務展開に関する指導意見』を公布

 

銀監会(中国銀行業監督管理委員会)によると、銀行の小企業に対する貸付サービスの改善を促し、『国務院の自営業・私営企業等非公有制経済発展の奨励・指導に関する若干の意見』(国発[2005]第3号)の主旨を実行に移し、小企業の「資金調達難、貸付取得難、決済難」の問題を解決するため、銀監会は先般『銀行の小企業貸付業務展開に関する指導意見』(以下指導意見と略称)を公布した。

『指導意見』はあわせて29カ条からなり、小企業貸付政策、手続き、方法、インセンチブ・制約メカニズムなどの面で銀行に対して指導的意見を提起したものである。『指導意見』は、銀行の小企業に対する貸付政策、貸付条件、顧客構造、商品構造、監督管理政策などの面で、小企業貸付業務展開におけるインセンチブ・サポート策を具現したものである。

『指導意見』は、自主的経営、損益自己負担、自らリスクを負う市場化運営原則の下で、小企業貸付制度及び関連商品の開発を促し、小企業に対する貸付業務の持続可能な発展を実現するよう銀行に求めている。『指導意見』はまた、銀行の貸付方式、リスクコントロール、担保方式、リスクに応じた金利設定、貸付審査制度、返済方式及び問責制度などの面で、小企業貸付業務の特徴を具現している。

『指導意見』は、かなり包括的に、詳細に銀行の小企業貸付業務展開について指導的意見を提起しており、小企業貸付サービスの改善を促す上で積極的な役割を果たすと見られている。

                    「チャイナネット」2005年7月29日