「中国の脅威を誇張」 日本・防衛白書に対し外交部

 

外交部の孔泉報道官は2日の記者会見で、日本の閣議で承認された2005年版の防衛白書について質問を受けた。

――日本の閣議で本日了承された2005年版の防衛白書は「中国軍の近代化に対する警戒を強め、中国海軍艦艇の動きに細心の注意を払う必要がある」としている。中国はこれをどう論評するか。

日本政府の文書(防衛白書)はいわゆる「中国の脅威」を公然と誇張しているが、これにはいかなる事実的根拠もなく、極めて無責任だ。両国の安全保障における相互信頼の構築に無益であり、ただ人々をミスリードし、互いの猜疑心と感情的対立を招き、中日関係を損なうだけだ。

中国は日本が中日関係の長期的発展の大局に立ち、両国の相互信頼と友好的感情の促進に有益なことを多く行い、その逆のことをしないよう望む。

                      「人民網日本語版」2005年8月3日