時代逆行に前途なし 日本の戦後60年決議で外交部

 

外交部の孔泉報道官は2日の記者会見で、日本の衆議院で採択された戦後60年決議について質問を受け、「歴史に逆行するもの」と指摘した。

――日本の衆議院はこのほど、第2次世界大戦の終結60周年に関する決議を採択した。中国政府はこれをどう論評するか。

日本軍国主義が発動した侵略戦争は中国と他のアジア近隣国の人民に重い災厄をもたらし、日本の人民にも深くその害をおよぼした。中国人民抗日戦争および世界反ファシスト戦争の勝利60周年にあたり、当然日本は軍国主義による侵略の歴史を深く反省し、歴史の教訓を真剣に汲み取り、歴史問題に適切に対処するべきだ。

遺憾なことは、ある時期から日本国内のいくつかの政治勢力が侵略の歴史を否定し、風化させ、さらには美化させることに力を入れていることだ。歴史問題の上でこのように時代に逆行する行為に前途はない。

                 「人民網日本語版」2005年8月3日