北京市、新中国最大の四合院集落全体改造を開始

 

 

三眼井歴史文化保護区保護修理工事は年内に着工するが、これは新中国(1949年)成立以降初の、北京最大の四合院集落全体改造工事である。

 三眼井胡同には井戸が三つあり、封建時代の皇家の予備水源であった。この胡同を中心とする三眼井歴史文化保護区は東城区景山東街に位置し、総用地面積は4万5706u、総建築面積は2万2534uである。東は皇城根遺跡公園、南は沙灘后街、西は景山公園、北は平安大街に接している。

説明によると、三眼井胡同の改造は胡同の原形を維持し、建築物間の距離、寸法、比率、元来の胡同四合院の建築物の風格、色彩、配置、芸術的特徴は一切変えない方針である。これを基礎として、デザイナーたちは外郭、主要建築の寸法を適切に調整し、現代的生活の機能的要求に適合させたという。さらに門、目隠し壁、街路借景、レンガ彫刻、扁額、軒庇などの細部設計をリンクさせて、三眼井歴史文化保護区に伝統的歴史文化を内包させている。このほか、該地区の名称の由来である「三眼井」などの旧市街の景観も特別に区画して保護する予定である。

「チャイナネット」 2005/08/08