中小企業情報化向上に、「ワンストップ」ソリューション

 

中小企業は中国経済の発展を促すうえで重要な役割を果たしているが、その情報化基盤の脆弱さがますます中小企業そのものの発展を制約する要因となっている。中小企業情報化連盟成立に伴い、「ワンストップ」ソリューションが中国の中小企業情報化建設のスピードアップをもたらすことが期待されている。

8日に開催された中小企業情報化連盟創立大会で、中国国家発展改革委員会、中国情報産業部筋は、中小企業情報化建設を推し進めるため、国は「中小企業情報化推進プロジェクト」を実施し、中国電信(チャイナテレコム)など9社の企業が中小企業の「事業開拓」のためにトータルソリューションを提供することを明らかにした。

中小企業情報化連盟は、明確な業界別中小企業サービス体系を作り上げた。ソリューションプロバイダーは主に中小企業情報化建設関連ソフトウェア製品を提供すると同時に、技術面のサポートを提供する。設備プロバイダーは主に情報化建設関連ハードウエア製品と技術面のサポートを提供する。顧客サービスプロバイダーは情報化建設関連企画やその実施、システムサポート及び人材養成などに携わる。チャイナテレコムは主に業務展開、運営及び管理に責任を負い、電信キャリアとしての資源の優位を生かして、製品の整合、チャンネルの共有、互恵、サービスのアウトソーシングなどの方式を通じて中小企業に標準化製品及び「ワンストップ」ソリューションを提供することになっている。

国内の約6割の中小企業は依然として独自のウェブサイトを立ち上げておらず、インターネットを利用して取引をする中小企業は企業総計の約11%にしか達せず、85%の企業のインターネット利用は企業イメージのアピール及び簡単な情報検索に限られている。情報化水準の向上は、今や中小企業発展にとって切実なものとなっている。

                      「チャイナネット」2005年8月9日