中国、スワップ取引導入へ 為替先物取引の拡大も

 

中国人民銀行(中央銀行)はこのほど出した通知で、外貨取扱指定銀行が提供する為替先物(フォワード)取引を拡大し、人民元対外貨のスワップ取引を導入することを発表した。

また、為替先物取引の取扱銀行を拡大し、為替現物取引や金融派生商品(デリバティブ)の取扱資格銀行は、登録すれば為替先物取引を扱うことができるようになる。

取扱銀行はそれぞれの業務能力・リスク管理能力に合わせ、顧客にレートを提示する。価格形成に対する市場の役割を強化し、取引を促進することで、顧客によりよいサービスを提供することができる。

通知はこのほか、金利スワップを除く人民元対外貨のスワップ取引の取り扱いを銀行に認めている。為替先物取引の取扱認可から6カ月以上経った銀行は、国家外匯管理局に登録すれば、同業務を展開することができる。

「人民網日本語版」2005年8月11日