中国、セキュリティ対応型PC市場が多様化へ

 

伝えられるところによると、中国PC(パソコン)メーカー大手の「方正科技」はこのほど、独自の知的財産権の持つ「君逸」シリーズのハイエンド商用セキュリティ対応型PCを発表した。「君逸」シリーズは「清華同方」の「超翔S4800」、「長城」の「世恒S」・「世恒A」シリーズの発表以来のセキュリティPC製品類の新種である。これは、中国国内のセキュリティPCの市場構造が多様化しつつあることを意味するものであり、同時にこの市場には巨大なビジネスチャンスが潜んでいることを物語っている。

「方正科技」が発表したシリーズセキュリティPCは、技術面ではすべて「兆日科技」のTPMセキュリティチップ(SSX35)及びそのセキュリティソリューションを採用している。これは、在来のセキュリティソリューションと違って、ハードウエアの面で端末PCの安全性を根本からグレードアップするものとなった。「兆日科技」はTCG(Microsoftの予防的セキュリティ構想「Trusted Computing Platform」から生まれたマルチベンダー連合)の重要メンバーであり、同社が開発した「兆日TPM セキュリティチップ(SSX35)」は完全に「TCG基準」をクリアしているだけでなく、国の関連セキュリティ規範で定めら得た条件にも合致し、中国暗号局の認可も得ているため、国内の著名PCメーカー、セキュリティOSメーカーなどに認められている。

「チャイナネット」 2005年8月11日