中国、テロ対策法を急ピッチで制定

 

第22回「世界法律大会」が9月4日から10日まで中国で開かれ、「国際刑法」「国際テロ」などの特別テーマが話し合われる。これに先立ち、中国法学会刑法学研究会の趙秉志会長が取材に応じ、中国が現在、テロ対策法の制定作業を急ピッチで進めていることを明らかにした。趙会長は次のように指摘した。

中国はさまざまな形式のテロに断固として反対し、国際社会と共に、テロ犯罪処罰の最前線に立っていく。中国は、国際的な反テロ条約のほとんどに迅速に加盟している。また、米同時多発テロの後、すぐに「刑法」第3次改正案を可決し、テロ犯罪に関する条項を集中的に改正・拡充した。現在も、専門のテロ対策法の制定作業を急ピッチで進めている。国際テロ活動の処罰に関わる罪状基準、処罰措置、人権保障、国際協力などの問題は、いずれも国際社会との検討を通して、共通認識を得る必要がある。

                      「人民網日本語版」2005年8月12日