中国のブタ肉加工品は安全 検査で確認

 

国家質量監督検験検疫総局は13日、14省・市の大・中型生産企業のブタ肉加工品に対するサンプル検査の結果を発表した。どのサンプルからもブタ連鎖球菌は検出されず、サンプルはすべて検査に合格し、検査対象企業が生産したブタ肉加工品は、安心して口に入れることができると発表した。この結果により、中国ブタ肉製品は安全・衛生が保証された。消費者はみな安心して購入できるということだ。

中国国内の一部地域ではこのほど、ブタ連鎖球菌への感染が発生した。大勢の消費者の身体的安全を守るため、国家質量監督検験検疫総局は国家級食品品質検査機関10カ所を組織し、四川省、北京市、天津市、河北省、遼寧省、吉林省、上海市、江蘇省、浙江省、福建省、江西省、山東省、河南省、広東省の14省・市のブタ肉加工企業89社の103回分の製品に対し、サンプル検査を実施した。ブタ連鎖球菌の重点検査のほか、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、志賀菌(赤痢菌の一種)などの検査も行った。検査対象製品は主に、薫製、ソーセージ、ハムなどのブタ肉加工品。主な検査結果は次の3点。

▽どのサンプルからもブタ連鎖球菌は検出されず、サンプルはすべて合格した。

▽どのサンプルからも、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、志賀菌は検出されず、サンプルはすべて合格した。

▽どの企業にも、病死したブタを使って加工食品を生産するという行為はなかった。

専門家によると、ブタ連鎖球菌は連鎖球菌属に属す。ブタ肉を加工する時は、摂氏100度前後で加熱すれば滅菌することができる。60度以上で10分間加熱するのも有効。

                         「人民網日本語版」2005年8月15日