台湾の国連「加盟」案に談話を発表 外交部報道官

 

外交部の孔泉報道官は12日、台湾の国連「加盟」問題について談話を発表し、「台湾の国連『加盟』は、『国連憲章』の趣旨と原則に反し、前途がないと決まっていることだ」と指摘した。孔報道官は談話の中で次のように述べた。

8月12日、台湾当局の教唆の下で、チャドなどきわめて少数の国がアナン国連事務総長に書簡を送り、「台湾の国連での発言権」問題の提案と「台湾海峡の平和保護案」を、第60回国連総会の議題に補充するよう求めた。この2つの提案は実質的に、台湾当局が引き続き「2つの中国」「1つの中国、1つの台湾」「台湾独立」を国際的に騒ぐことに当たり、台湾海峡に故意に緊張情勢を作り出すものだ。これは「国連憲章」の趣旨と原則に反し、民衆の支持を得られるものではなく、前途がないと決まっていることだ。

1993年以降、国連総会総務委員会はすでに12年連続で、台湾の国連「加盟」提案を議題に入れることを拒否している。このことは、この問題に関する国際社会の普遍的な認識、つまり「世界には1つの中国だけが存在し、台湾は中国の一部分であり、主権国家で構成される国連にいかなる名目やいかなる形で加盟する資格もない」ということを十分に説明している。「国連憲章」と国連総会第2758号決議は、必ず尊重され保護されなくてはならない。

                        「人民網日本語版」2005年8月15日