西蔵に新空港を建設へ 海抜4千メートル以上

中国は西蔵(チベット)自治区阿里地区の獅泉河に、空港を建設する計画だ。建設予定地は海抜約4300メートル。

西蔵自治区発展改革委員会の厳仕金副主任はこのほど貴州省貴陽市で、新空港の建設準備作業が始まったことを明らかにした。国家発展改革委員会は、第11次五カ年計画(2006~10年)に新空港の建設計画草案を盛り込む予定だ。現在、予定地の実地調査が進められており、できる限り早く結果を発展改革委員会など関連部門に提出し、審査を受ける。阿里地区は西蔵自治区の最も西側に位置し、現地政府所在地である獅泉河から拉薩(ラサ)市までは1780キロメートル以上離れている。新疆ウイグル自治区までは1300キロメートル以上。

現在、世界で最も海抜の高い民用空港は、西蔵自治区昌都地区の邦達空港で、海抜は4334メートル。1995年に建設された後、安全運営のまま今年で10周年を迎える。

「人民網日本語版」2005年8月18日