国民党、共産党との政党間交流へ 8月末から

中国国民党の連戦主席は16日記者会見で、中国国民党と中国共産党による党の幹部同士の交流が近く始まることを明らかにした。第1回は8月末開かれ、台湾省基隆市などの6県・市と、寧波市などの都市が交流する。第2回の交流には10県・市が参加する。第3回には台北市と高雄市が参加するという。

連主席は先に訪問団を率いて大陸部を訪問し、共産党の胡錦濤総書記と会談した。会談では「各クラスの党員の相互訪問を含む、両党の定期交流の場を共同で作る」ことで合意に達した。

連主席は会見で、「訪問参加者は現在国民党幹部だけに限られている。今後は国民党以外の政党の党員や、両岸(大陸部と台湾)の発展に関心を持つ人々にも徐々に拡大していく。党幹部同士の交流が意思疎通や意見交換、友情の増加だけにとどまらず、訪問を通した両岸の文化・経済貿易面の交流促進ができることを願う」

「人民網日本語版」2005年8月19日