山東省 500億元を費やして三つの1億トン級の港を建設

山東省人民政府筋によると、2005年から2010年にかけて、山東省は500億元以上を投下して、青島、日照、煙台に1億トン級の大きな港を建設し、青島港をはじめとする国際海上転送センターをつくることを目指している。

『山東省人民政府の沿海港の建設を促進する意見』によると、2005年から2010年にかけて、青島港に212億元、日照港に138億元、煙台港に146億元を投下し、2010年には、沿海港の貨物取扱量を2004年の3.05億トンから6億トン以上に引き上げ、取扱量の倍増を目指すことになっている。

関連の企画によると、2010年には、青島港、日照港の貨物取扱量がそれぞれ2.5億トン、1.5億トンに達し、煙台港の貨物取扱量は1億トン(そのうち、煙台港グループの貨物取扱量は7500万トン、竜口港グループの貨物取扱量は5000万トン)を突破すると見ている。その時になると、青島港をはじめとし、日照港と煙台港を両翼とし、半島港(群)を基礎とする北東アジアの国際海上転送センターが出来上がることになっている。

山東省には中国で最長の海岸線があり、3100余キロの海岸線に沿って、青島港、日照港、煙台港などの大きな港が点在している。2004年において、山東省の沿海港は3.05億トンの貨物取扱量を達成し、中国大陸部で四位となった。そのうち、青島港の貨物取扱量は1.6億トンで、コンテナーは500万TEUを突破し、初めて地域的な国際海上転送センターとなった。

「チャイナネット」 2005/08/24