中国新疆ウィグル自治区成立50年、大きな成果を収め

 

今年は中国新疆ウィグル自治区成立50周年に当たります。中国新疆ウィグル自治区の王楽泉書記は25日の記者会見で「ここ50年来、新疆の経済建設と各種の社会事業は大きな成果を収め、人民の生活レベルは絶えず高まった。現在、新疆の経済は発展し、社会が安定し、民族が団結し、人民の生活も穏やかである。新疆は歴史上もっともよい時期を迎えている」と述べました。

新疆ウィグル自治区は中国西北部の端にあり、総面積166万平方キロです。人口は1900万あまりで、40あまりの民族が住んでいます。そのうち、少数民族の人口は60%以上を占めています。新疆周辺はロシア、カザフスタンなどの八の国と隣接し、中国国内で面積がもっとも大きく、陸地の国境線がもっとも長く、省、自治区の中で、隣国がもっとも多い所です。新疆の面積は広く、農林、鉱産資源が豊富で、中国国内の戦略的な地位は非常に高いです。

中国共産党ウィグル自治区の王楽泉書記は「1955年自治区成立から50年来、中央政府の指導の下で、経済と社会発展は著しい成果を収めた」と述べ、さらに「新疆ウィグル自治区成立以来、特に改革開放以降、経済建設は大きな成果を収めた。科学技術、教育、文化、衛生、スポーツなどの各種社会事業は大きな成果をあげた。」と述べました。

王楽泉書記はさらに「ここ50年来、新疆の各民族の人民は共に建設に取り込んでいる。人民の生活は衣食が足りる生活からゆとりのある生活に変わる歴史の転換期に入った。2004年、自治区の国内総生産は2200億元あまりに達し、それは1955年の42倍になる。一人当たりのGDP 国内総生産は1万1千元を超え、全国平均レベルを上回る。新疆の農業はここ数年迅速に発展し、良質な果物や牛、羊などの製品が獲れる。また中国最大な商品綿の生産基地でもある。工業も大きな発展を遂げ、中国西部の重要な石油と石油化学工業基地である。50年来、8000億元の固定資産の投資によって、新疆の水利、交通、エネルギーなどの基盤施設は著しい成果を上げた。このほか、新疆は世界の100あまりの国や地区と経済貿易関係を結んでいる。経済発展のほかに、人民の生活レベルは著しく高まった。特に中国は改革開放政策を実施して20年あまりだが、各民族の人民は多くの恵みを受け、物質文化生活レベルは大きく向上した。医療衛生条件は改善され、各民族の健康状況はよくなった。統計によると、自治区住民の平均寿命は1949年の30歳足らずから現在の67、41歳に伸びた」と述べました。

王楽泉書記は新疆のこれからの発展計画について「我々は農業経済構造の調整を推し進めると共に、綿花、食糧、特色のある林業、畜産品の四大基地建設を改善し、新疆を全国的需要のある石油天然ガス化学工業基地、石炭電気化学工業基地に建設し、今世紀初期の20年に、工業化を実現し、経済と社会の協調の取れた発展を促し、各民族の共同繁栄と進歩を実現していく」と述べました。

王楽泉書記は「新疆はこれからの発展の中で全方位的に広い分野の開放的な枠組を形成し、国際市場と幅広い交流と協力を行っていく。各民族の人民はもっと心を開いて、海外の友人が新疆で創業し、新疆の開発と建設を推進していく」と表明しました。

「CRI」より 2005/08/30