軍備抑制に関する白書、中国が再び発表

 

中国国務院新聞弁公室は9月1日、「中国の軍備抑制・軍縮・核兵器拡散防止」と題する白書を発表した。同白書は、前書き、国際安全と軍備抑制の情勢、基本政策と主張、世界における軍備抑制と軍縮プロセスに参加し、同プロセスを促進すること、国と地域の軍縮に力を入れること、世界における核兵器拡散防止への積極的な参与、核兵器拡散防止のための輸出規制を強化するなど、7つの部分からなっている。この白書は、中国政府の軍備抑制・軍縮・核兵器拡散防止の分野における政策と主張を全面的に記述しており、中国が国際軍備抑制・軍縮・核兵器拡散防止に参与する状況をも系統的に紹介している。同白書の前書きの部分で、特に次のようなことが取り上げられている。

2005年は中国人民の抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利60周年に当たる。ファシスズムと軍国主義が引き起こした侵略戦争は、世界におおきな災禍をもたらし、人類の文明も未曽有な被害を被った。世界の人民は血と生命をもって勝利と平和を手に入れたのである。

近代史上、外部からの侵略と圧迫をいやというほどなめた中国は、平和の大切さを深く知っている。現在、中国人民は平和発展の道に沿って、建設と発展に全力をあげている。中国の発展は長期安定した平和的な国際環境を必要としており、中国の発展はかならずや世界の平和と進歩を促すことになろう。中国は、平和・発展・協力の旗印を高く掲げ、国際軍備抑制・軍縮・核兵器拡散防止のプロセスの進展に引き続き力を入れ、永遠に覇を唱えず、永遠に世界平和を擁護し、ともに発展することを促す確固とした力なることであろう。

「チャイナネット」2005年9月1日