中国のエネルギー基本方針、他国と供給競争せず

 

外交部米州大洋州司の何亜非司長は、30日に行われた胡錦濤国家主席の北米歴訪に関する国内・海外メディア向けブリーフィングで、エネルギー問題と中米間のエネルギー協力について記者の質問に答えた。

何司長は次のように述べた。

エネルギー問題解決に向けた中国の基本方針は、国内における供給の保障を出発点とし、資源開発と省エネを並行して行うと同時に、海外のエネルギーを積極的に利用し、国内・海外の2つの市場と2つの資源を十分に利用するというものだ。中国はこれまで国際ルールに従って国際エネルギー市場の開拓を進めており、いかなる国とも世界のエネルギー供給競争を展開するつもりはなく、対等な協力を通じて利益共有を実現していきたいと考えている。中米両国はともにエネルギーの生産・消費大国であり、エネルギー分野での協力強化は双方の共通利益に合致する。両国はこれまでエネルギー分野での協力を進め、大きな成果をあげてきた。今年6月には米ワシントンで第1回中米エネルギー政策対話を行い、多くの点でコンセンサスを得た。われわれは米国とエネルギー分野での対話と協力を深めていきたい。

「人民網日本語版」2005年9月1日