呉儀副総理「知財保護は発展する中国の課題」

 

国家保護知識財産権事業チームのリーダーを務める呉儀副総理は5日、中南海で、省・部クラスの幹部からなる知的財産権検討グループのメンバーと懇談した。呉副総理は「知的財産権の保護は、経済と社会が現段階まで発展したわが国にとって、当然の要請だ。また、改革をさらに深め、開放を進め、より早く発展するための急務でもある」と強調した。

呉副総理はさらに、次のように述べた。

知的財産権の保護は、良好な貿易投資と公平な競争環境を維持する上で、客観的に必要となる。良質な「ソフト面の」投資環境を維持するためにも重要だ。また、イノベーションを奨励するための前提や保障でもあり、国際競争に参加する必須条件でもある。イノベーションの奨励には、イノベーションの成果に対する表彰や、イノベーションの成果を保護することが含まれる。現段階において、われわれが知的財産権を重視する上で重要なことは、知的財産権という制度を保護し、制度の整備を急ぎ、知的財産権に関する規則を熟知して運用することにより、知的財産権の創造、管理意識、水準、能力を高めることだ。その結果はじめて、われわれは経済のグローバル化の潮流に乗ることができ、国際競争により参加できるようになる。

「人民網日本語版」 2005年9月7日