中国のエネルギー対外依存度、わずか6%


国家発展改革委員会の張国宝主任は10日、「2005年 中国企業サミット」で「中国はエネルギーの消費大国である以上に生産大国だ」と指摘し、エネルギー問題について国内に軸足を置いて解決していく考えを強調した。中国青年報が報じた。張主任の指摘は次の通り。

2004年、中国の一次エネルギー自給率は94%に達し、対外依存度はわずか6%だった。原油輸入量は世界原油取引の6~7%を占めるに過ぎない。石炭は8千万トンを輸出しており、コークス輸出量は世界取引量の56%を占める。世界は原油価格の高騰やエネルギー不足を、中国のエネルギー消費量増加のせいにすべきではない。

事実、エネルギー問題は全世界的問題だ。特に経済グローバル化以降、中国を含め、いかなる国も自国を閉鎖することは不可能になった。中国は主に国内に軸足を置いてエネルギー問題を解決するが、国際協力をしないという意味ではない。

現在、中国のエネルギー対外依存度は6%に過ぎない。つまり6%は海外から輸入する必要があるということだ。この6%がある方がいいのか、ない方がいいのか。国際貿易の主張者なら、ある方がないよりいいと考えるはずだ。こうした事を言う国々も大量にエネルギーを輸入している。われわれが適度に国外市場に進出し協力することは、完全に正常な商業活動だ。

「人民網日本語版」2005年9月12日