五輪のPRの媒体となった民間航空


先般、北京首都空港の四つの格納庫で、北京五輪組織委員会及び中国民間航空管理局のトップたちがともにボタンを押すと、巨大なスクリーンが徐々に上昇し、中国初の「北京五輪号」とネーミングされたカラフルな飛行機がデビューした。

これは中国国際航空会社のボーイング737-700型B5211機である。前部は青花磁のような深みのある青であるが、徐々に末端の羊脂玉のような純白と変わっていく。「五輪号」機の塗装を請け負った北京航空機メンテナンスエンジニアリング会社筋によると、このようなカラフルな変化は「滄海変じて桑田となる」という時空の変遷感を表現するためである。飛行機の後半部には「中国紅」で「BEIJING2008」と書かれており、前部には中国語と英語で北京五輪のスローガン「同じ世界、同じ夢(ONE WORLD ONE DREAM)」が描かれており、奥深い意味がある。

関係筋によると、近年、民間航空の旅客機を媒体とするPRの方式がオリンピック大会やサッカーワールドカップなどビッグなスポーツ・イベントに幅広く利用され、さらには慣行ともなっている。

五輪の関連管理部門によると、2008年北京五輪の期間には、北京は200余ヵ国の200万の観衆を受け入れることになっており、10万人以上のボランティアを募集することになっている。北京五輪組織委員会は「2008年北京五輪の航空・旅客輸送パートナーとして、中国国際航空会社を2008年北京五輪、2008年北京パラリンピック、北京五輪組織委員会、中国オリンピック委員会、2006年冬季オリンピック大会と2008年北京オリンピック大会に参加する中国スポーツ代表団のために空路による旅客の輸送サービスを提供する指定パートナーと見なしている」ことを明らかにした。

中国国際航空会社筋によると、二機目の「五輪号」旅客機も9月末にデビューする予定。将来的には、同社は北京オリンピックとマスコットと結びつけて、さらに人目をひく北京五輪のカラフルな飛行機を打ち出すことになっている。

「チャイナネット」 2005/09/12