「死の海」越える緑地帯 新疆・タクラマカン砂漠

     
 
チェック作業を行う作業員
 
砂漠縦断道路の両側に整備された緑地帯
 

新疆ウイグル自治区・塔克拉碼干(タクラマカン)砂漠を南北に縦断する、長さ436キロメートル、幅72~78メートルの緑地帯が6月に完成した。タクラマカン砂漠は「死の海」と恐れられる世界有数の砂漠だ。緑地帯は塔里木(タリム)砂漠を縦断する道路の両側に整備され、生態環境の改善や、新疆南部の経済発展に大きな役割を担っている。緑地帯の整備により、道路の通行量も増え、ホテル、旅行会社、商店も沿線に軒を連ねはじめた。タリム盆地に棲む野生動物も、移動や繁殖に緑地帯を利用している。

「人民網日本語版」2005年9月12日