胡錦濤国家主席、ロシアなど4カ国の指導者と会見

 

ニューヨーク国連本部で開かれている国連設立60周年首脳会議に出席している中国の胡錦濤国家主席は14日、ロシアのプーチン大統領、インドのシン首相、モザンビークのゲブザ大統領、ザンビアのムワナワサ大統領とそれぞれ会見した。

プーチン大統領との会見で、胡錦濤国家主席は、今後の一時期、両国の実務的な協力の強化について具体的な提案を出した。プーチン大統領はこの提案に賛同の意を表し、「ロシアは各分野における中国との協力を非常に重視している。」と述べた。両国の指導者は、中ロ両国がその他の国と協力して、朝鮮半島の核問題をめぐる第4回6カ国協議の新しく進展させることを一致して強調し、さらに、イランの核問題及び国連改革問題についての意見を交換した。

胡錦濤国家主席はシン首相と会見した際、「中国側は多くの分野において、インドとの協調と協力を行い、地域と世界の平和と発展のために努力していく」と強調した。両国の指導者はまた、中国とインドの国境問題の早期解決のために努力していくことに同意した。

さらに、ゲブザ大統領との会見で、胡錦濤国家主席は「中国はアフリカ諸国との伝統的な友情の発展を重視し、各面におけるアフリカとの交流と協力を強化して行きたい」と述べた。

ザンビアのムワナワサ大統領との会見で、胡錦濤国家主席は、「中国とザンビア間の伝統の友情を発展し、両国の友好協力を強化していくのが中国政府の変わらない方針であり、中国側は、ザンビアと共に努力し、政治面での相互信頼を増やし、互恵協力を強め、両国協力関係を新しい段階に上らせ、両国は、永遠に真摯、友好的な、共に発展していく友人とパートナーであるよう期待している」と述べた。

中国・アフリカ協力フォーラムについて、胡錦濤国家主席は、このフォーラムは、双方が集団対話を強め、確実な協力を行うことで、重要な役割を果したと評価した。

これに対して、ムワナワサ大統領は、ザンビア政府は、一つの中国の政策を断固として堅持し、中国側と共に両国の友情と協力を深めていきたい、との意を表した。

両国元首は、更に国連改革について意見を交換した。

「CRI」より2005/09/16