中米首脳会談をプラス評価 外交部報道官

 

外交部の秦剛報道官は15日の定例記者会見で、胡錦濤国家主席とブッシュ米大統領の会談についての質問に対し、次のように述べた。

われわれは中米首脳会談をプラス評価している。これは非常に重要な会談であり、今後の中米関係の健全かつ安定的な発展に、必ずプラス影響をもたらすだろう。両国の首脳は会談で、中米関係が非常に重要な関係にあること、双方には幅広い分野で共通の利益があること、双方が交流や協力を強め、相互信頼を深めていくべきであることで、認識が一致した。双方はまた、両国の間に存在する一連の摩擦や問題について、対等な協議により対処することを主張した。

胡錦濤国家主席は会談の中で、中米関係における台湾問題の敏感さと重要さを特に強調するとともに、ブッシュ大統領や米政府が「一つの中国」政策の堅持、中米の「三つのコミュニケ」順守、「台湾独立」反対を繰り返し言明していることを称賛した。さらに、米国が両岸(大陸部と台湾)関係の改善、台湾海峡の平和安定にかける中国の努力を理解支持し、「台湾独立」への反対を堅持し、台湾への先進的兵器の販売を停止し、中米関係の健全かつ安定的な発展を確保するよう、希望を伝えた。

ブッシュ大統領は、「一つの中国」を堅持する米国の立場に変化はないと、重ねて言明した。

両国首脳はこのほか、朝鮮半島の核問題や鳥インフルエンザ対策、非従来型の安全保障問題を含む他の国際問題について踏み込んだ意見交換を行い、これら分野での交流・協力を強化すべきとした。

「人民網日本語版」2005年9月16日