親民党主席、台北・上海間の直行便を提案

 

親民党の宋楚瑜主席は15日、第1回「両岸民間菁英フォーラム」の開幕式での演説で「両岸の分業協力を推進する必要がある。最重要課題は両岸のスムーズな交流で、まずは運輸の利便化だ」と指摘し、台北・上海間の直行便の試験就航を進め、台湾海峡両岸の直行便事業を加速することを提案した。宋主席は演説の中で次のように述べた。

直行便問題は両岸の各界が常に関心を寄せてきた議題だ。春節(旧正月)のチャーター便はすでに成功した。将来的には台北・上海直行便の試験就航により、両岸の直接通航を加速することが可能だ。台北と上海は地理的に近く、人々の生活水準も近い。両都市間の人と貨物の輸送量も多く、直行便は明らかに必要だ。この実現は上海とその周辺地域の50万人を超える台湾のビジネス関係者に恩恵をもたらし、両岸往復のコストが節約されることになる。両都市ともにメリットがあり、両都市間のコミュニケーションと協力が加速するだろう。

両岸は行動によって直行便事業を進め、両岸の人々が期待する両岸の平和・安定・発展の契機を、誠意と決意をもってつかむべきだ。

「人民網日本語版」2005年9月16日