国際競争へ、大陸・台湾の相互補完を 親民党主席

 

大陸部・台湾各界のエリート人材が集う第1回「両岸民間菁英フォーラム」が15日、上海で開幕した。親民党の宋楚瑜主席は開幕式で次のように述べた。

なぜ親民党は両岸関係をこんなに重視するのか?事実、国内にいようと国外にいようと中国史に精通した中国人であれば、あるいは世界の趨(すう)勢と国際社会の現実を理解した人であれば、誰もが(台湾海峡)両岸の問題に高い関心を抱く。安定した両岸関係なしに、台湾経済の持続的発展はあり得ない。

グローバルな企業競争という試練を前に、両岸は経済・貿易の分業と相互補完を行う必要がある。最重要問題は両岸の運輸通信の利便化だ。両岸の将来の経済関係は、両岸共同発展の段階に入るものと信じる。そうなれば、来るべき台湾・大陸間の企業界再編を国際競争力に役立たせるため、これに関連する経済の信頼体制を両岸間に数多く構築し、両岸の商工業企業の健全な発展を図る必要がある。

「人民網日本語版」2005年9月19日