北京で『友情は春秋を鋳造する』の出版記念会

 

中国中日関係史学会(会長は厲以寧氏)は9月21日北京市内のホテルで『友情は春秋を鋳造する』(第二巻)の出版記念会が開催された。この本は新中国が生まれる以前から新中国の誕生のために中国人民とともに汗を流したすぐれた日本人民の子女たちの不滅の業績を記録に残し、中日両国人民の世々代々の友好のために役立つようにということから企画、編集された。

この記念会にはこの本の出版のために尽力した日中友好会館の林義郎会長、日本国際交流基金北京事務所の代表、日本国駐中国大使館井出敬二公使、日本航空(株)の代表らが出席した。中国側からは数十年来中日交流にたずさわってきた政府各部門の関係者、メディア関係者が出席した。

開会のあいさつで、もと中国人民解放軍空軍将官であった王海氏が、旧中国東北民主連合軍空軍学校で、旧日本関東区将兵であった人々の協力のもとで、中国人民解放軍空軍のパイロットが羽ばたいていったことをふりかえり、故人となった方々を含めての日本の恩師たちに感謝の意を表した。

今回の出版記念会に出席するため、日本国国際交流基金の特別のはからいで中国を訪れた、かつて新中国の誕生と建設のために貢献した日本の方々六人の姿も目についた。この人たちは21日午後、北京と天津の各大学に赴いて、中国の若者たちのために講演をおこなうことになっている。

開会式のあとの懇親会では、かつて中国の工業、医療、国防などの分野で中国の人たちとともに汗を流した日本の方々と中国の人たちが旧交を温めた。

「チャイナネット」2005/09/22