中国の農産品加工率、今後5年で50%突破か

 

吉林省長春市で開催中の「全国農業産業化作業会議」で、第11期五カ年計画期間中(2006年~2010年)の農業分野の方向が示された。農業経営の産業化、深加工の重点的な発展、農産品の加工率を50%以上、農業の産業化に関わる農家の比率40%以上――などを目標に盛り込むという。

農業産業化については、今後5年間をかけ、農産品の競争力強化を目標に▽農民の組織化▽農業の現代化▽農村の都市化――を全面的に推進する。

全体的な発展目標は、強い競争力をもつ大型企業群の育成だ。中でも▽トウモロコシ加工製品▽乳製品▽肉類製品▽果物▽野菜――など、すでにある程度の基礎力を持つ業界を優遇し、年売上高100億元以上の企業、50億元以上の業界トップ企業を育成する。また、農産品の加工水準向上により、製品の付加価値を高め、農産品の加工率を50%以上に引き上げていく。

「人民網日本語版」2005年9月22日