中国、対話と協議を強化するよう国際社会に呼びかけ

 

中国の金人慶財政相と中国の中央銀行である中国人民銀行の周小川総裁は24日、ワシントンで開かれた世界銀行とIMF・国際通貨基金の年次総会でそれぞれ発言し、国際社会が世界的不安定と不確定的な要素に対応するため、平等な話し合いと協議を強め、協力による共同利益を実現するよう呼びかけました。

金人慶財政相はその際、「国際社会は実務的な協力を展開し、全世界の共同発展、とりわけ、発展途上国の発展を促すため、良好な金融、貿易とエネルギーの環境を作っていくべきだ。特に、先進国は実行可能な実施案を出して、ミレニアム目標を実現させるための十分な資金支援を提供すべきだ」と呼びかけました。

周小川総裁はその発言で、切実な行動を講じて、国際と国内の経済に存在している経済の健全的な成長を妨げる問題の解決を各主要な経済体に促しました。

当日、金人慶財政相はまた、世界銀行のウォルフォヴィッツ総裁と会見しました。金人慶財政相はその際、「世界銀行と資金、知識・人力資源などにおける全面的な協力を更に強化させ、世界銀行を通じて、中国と他の発展途上国との交流を積極的に進め、発展の経験を交流し、相互投資を拡大することを期待している」との考えを表明しました。

「CRI」より 2005/09/26