中国と欧州、新シルクロード活用が課題に 黄副総理

 

北京で26日、「第3回欧州アジア道路運輸大会」が開幕し、黄菊副総理(中国共産党中央政治局常務委員)が書面で祝辞を寄せた。

黄副総理は祝辞の中で次のように述べた。

アジア・欧州の各国や関連国際機関が、今大会をプラットフォームに、アジア・欧州間の交通運輸の発展・協力を加速させ、両地域の経済の共同繁栄や社会進歩というすばらしい明日を、共に創造するよう願う。

内外に名高い「シルクロード」は古来、アジアと欧州を結ぶ重要な陸の道だった。現代版「シルクロード」と「アジア欧州大陸橋」の構築に伴い、アジア・欧州を結ぶ交通路をいかにして十分に活用するか、経済と文化の交流・協力をいかにして推進するかが、関係各国に共通する新たな歴史的課題となっている。

道路運輸の発展を一層加速するため、中国政府は昨年12月に「国家高速道路網計画」を打ち出し、国の総合的交通輸送システムの構築と整備に尽力している。また、積極的かつ実務的な姿勢でアジア道路網の構築を推進している。今年7月に正式に発効した「アジア道路網政府間協定」は、地域の道路輸送協力の発展にとって記念碑的な意味を持つものであり、域内各国の経済貿易交流および社会進歩を全面的に推進することだろう。

「人民網日本語版」2005年9月28日