アジアの防災協力推進目指し、中国が4つの提言

 

アジア防災大会が27日、北京で開催された。アジア各国の災害管理の経験を交換し、防災活動における優先分野を確定し、地域の防災協力を促進するのが狙い。

華建敏・国務院秘書長(国務委員)はあいさつの中で、アジアの防災協力のさらなる推進に向け、中国政府を代表して次の4点を提言した。

(1)地域の防災および災害救助分野での協力を推進する。

(2)重大な自然災害の監視・警告・評価を行う地域の協力システムを構築する。

(3)防災情報・経験の共有と交換を強化する。

(4)資金的・技術的支援と防災能力育成を強化する。

アジア防災大会は、(スマトラ沖地震直後の)1月に日本・神戸で開かれた国連防災世界会議、ジャカルタで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)主宰の緊急首脳会議を受けた重要な後続活動。大会では「アジアの災害リスク減少に向けた北京行動計画」が採択される予定だ。

「人民網日本語版」2005年9月29日