中国民間芸術の里 雲南省新華村

     
  雲南省鶴慶県新華村で工芸品を作る職人=10月5日   雲南省鶴慶県新華村の街頭で銀細工を洗う男性  

雲南省鶴慶県新華村では、現地に南詔(738~902年、西蔵〔チベット〕・ビルマ語族の王国)があった時代に手作りによる金属工芸品の加工が始まり、これまでに1千年以上の歴史を持つ。大量の工芸品は、古代から茶や薬剤などが馬を使って陸路輸送された交易路「茶馬古道」を通って、各地で売られた。

新華村の民族工芸品製造は近年、伝統工芸をベースに、家庭を作業場として技術を手取り足取り教え、手作業で作るという運営モデルを踏襲している。各家庭に作業場があって工芸品製造の腕前を持つという環境が形成されている。同村は文化部から「中国民間芸術の里」と命名された。

「人民網日本語版」2005年10月9日