パキスタン地震、中国の援助活動について 外交部

 

外交部の孔泉報道官は9日、南アジアでこのほど発生した地震の被災国に対する中国の救援活動について説明した。説明の主な内容は次のとおり。

パキスタン北部で8日、強い地震が発生し、被害はインドとアフガニスタンにも及んだ。地震発生後、中国の胡錦濤国家主席、国務院の温家宝総理、外交部の李肇星部長は、パキスタンのムシャラフ大統領、アジズ首相、カスリ外相、インドのカラム大統領、マンモハン・シン首相、ナトワル・シン外相に、それぞれ見舞いの電報を送った。駐アフガニスタン中国大使は、同国外相に李部長からの見舞いのメッセージを伝えた。

中国はパキスタンに620万ドル相当の緊急援助を行うことを決定した。9日午後12時、中国国家地震局が組織した国際救援チーム49人が、パキスタンで捜索救助活動を行うためチャーター機で出発した。チャーター機には、毛布など救援物資第1便も積み込まれた。

在パキスタン中国大使館は、被災状況に強く注目している。これまでに、パキスタンの中国系企業などで死者1人、負傷者4人が確認されている。中国大使館は現在、パキスタン政府に協力を求め、負傷者の救助や治療、善後処理などの対応に全力を尽くしている。

「人民網日本語版」2005年10月10日