米議会の「中国に関する報告」について 外交部


外交部の孔泉報道官は12日の定例記者会見で、米国のいわゆる「中国に関する議会・政府委員会」による年次報告について見解を求められ、「事実を歪曲し、中国の内政に荒々しく干渉するものであり、われわれはこれに断固たる反対を表明する」と述べた。孔報道官は次のように指摘した。

報告は、人権や法整備における中国の大きな成果を無視し、事実を歪曲しており、相変わらず人権・宗教・西蔵(チベット)・新疆・香港・女性の権利などの問題を利用し、中国にでたらめな非難を加え、中国の内政に荒々しく干渉している。われわれはこれに、断固たる反対を表明する。

中華人民共和国の成立から56年、特に改革開放以降、中国社会には天地を覆すような大きな変化が起きている。経済は急速かつ健全な発展を続け、各民族の人民が法により十分な人権と基本的自由を享受している。香港では「一国二制度」「高度の自治」「香港人による香港統治」の方針と基本法が全面的に実施され、引き続き安定と繁栄を保っている。中国では現在、いたるところに活力に溢れ、各種事業が日増しに発展していると言えるだろう。これは誰の目にも明白な事実だ。

われわれは米議会と関連機関に対し、自国に存在する問題により多く目を向け、中米両国の相互理解と協力の促進に有益なことより多くを行い、その逆を行わないよう忠告する。われわれは米国に対し、中国の内政に干渉するこうした誤ったやり方を止めるとともに、適切な措置を講じてこれによるマイナスの影響を取り除くよう求める。

「人民網日本語版」2005年10月13日