台湾のAPEC参加について 外交部

 

外交部の孔泉報道官は13日の定例記者会見で、アジア太平洋経済協力会議(APEC)に台湾が参加することについて、記者の質問に答えた。

――台湾は11月に韓国で開かれるAPEC首脳会議に王金平氏(「立法院長」)を派遣することを決定した。大陸側はこれをどう論評するか。韓国は、王氏が台湾を代表してAPECの首脳会議に参加することに同意したと伝えられるが。

台湾の参加に関しては、APECの設立当初から明確な規定がある。台北側はAPECに関連する経済問題を担当する「部長」を派遣することができるだけだ。APECは過去12回開かれ、この問題についてもすでに慣例ができあがっている。こうした慣例に厳密にしたがって関連問題を処理することが、台湾がAPEC関連会議に参加するための政治的基礎であり、これまでのAPEC会議の成功を収めた必要条件、保障でもある。われわれは、こうした慣例にそぐわない人選に対しては、断固反対する。われわれは韓国が今会議の議長国として、しかるべき役割を果たし、過去の会議同様のプラスの成果を確保し、アジア太平洋地域の協力推進と共同発展の実現のために、貢献を果たすよう希望する。

「人民網日本語版」2005年10月14日