中国の1人当たりGDP、15年後に3千ドル 胡主席

 
胡錦濤国家主席は15日、20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議の開幕式で、「グローバル協力の強化、共同発展の促進」と題する演説を行い、中国の人口1人当たりGDP(国内総生産)が、今後15年以内に3千ドル前後に増加するとの予測を示した。胡主席は演説の中で、主に次のように述べた。

中国は、労働力資源が豊富で、国内市場には巨大な需要がある。国民の貯蓄率は高く、社会と政治は安定している。これらの事はすべて、中国経済が持続的かつ急速な発展を維持する上でプラスの条件だ。中国経済が良好な発展情勢を保つことは、中国の13億人の国民に幸福をもたらすだけでなく、世界各国に巨大なビジネスチャンスと市場をもたらすだろう。われわれははっきりと認識しているが、中国はなお世界最大の発展途上国であり、人口は多いが経済基盤は薄く、発展が不均衡で、資源や環境への圧力が目立ち、国民の生活水準はまだ高くない。中国の現代化建設にはまだ長い道のりがあり、長期にわたり刻苦奮闘する必要がある。


「人民網日本語版」2005年10月17日