青蔵鉄道、全線敷設の祝賀式典 試運転は来年7月

 
青海省と西蔵(チベット)自治区を結ぶ青蔵鉄道の全線敷設を祝う式典が15日午前、西蔵自治区の拉薩(ラサ)市で開かれた。式典には、胡錦濤国家主席(中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席)が書簡で祝いの言葉を寄せた。

青蔵鉄道は青蔵高原(チベット高原)の奥深くに達しており、世界で最も海抜が高く、線路の長い高山鉄道だ。高地にあるため寒冷で酸素が少ない上、地質が複雑で、凍土が広く分布していることから、工事は技術的に困難を極め、膨大な作業量となった。同鉄道の全線敷設は、「世紀のプロジェクト」の成功を決定づけるものだ。

青海省格爾木(ゴルムド)からはこのほど、西蔵への支援物資を大量に乗せた列車が出発し、15日に入って続々と拉薩に到着した。同鉄道は来年7月から試運転が始まる予定。


「人民網日本語版」2005年10月17日