小泉氏の靖国参拝、日本の民間団体が強く抗議

 
日本社民党の福島瑞穂党首は19日の会見で、小泉純一郎首相が17日に再度靖国神社を参拝したことを非難した。

福島党首は、小泉首相の靖国参拝が、日本とアジア各国国民間の現在、さらには未来の関係も破壊したと指摘。中国が抗議の意味で日中外相会談を取りやめたのも理解できるとした。さらに、中国が首相の靖国参拝に反発し、日本が60年前の侵略戦争をどう捉えているか危惧するのも当然であり、逆にアジア各国の国民感情も理解できない日本の首相は理解に苦しむ、と強調した。

「『建国記念の日』に反対し思想・信教の自由を守る連絡会」は19日に声明を出し、小泉首相が17日に再度靖国神社を参拝したことに強く抗議した。声明は、小泉首相が国内外の非難や、大阪高裁による先月の靖国参拝違憲判決を完全に無視し、17日に再び靖国参拝を行ったことを指摘。「これは司法に対する挑発だ。われわれはこれに、強い憤りを表明する」と述べている。さらに小泉首相の行為は日本国憲法第20条が定める政教分離の原則に違反とした上で、「われわれは日本国憲法に基づき、小泉首相の靖国参拝に強い抗議を表明する」と強調した。

「人民網日本語版」  2005年10月20日