北京五輪の資金調達、すでに目標を上回る

 
北京五輪組織委員会の蒋効愚副主席は19日、広西チワン族自治区南寧市で、北京五輪の市場開発による調達資金が五輪申請時の目標をすでに上回ったことを明らかにした。これにより、五輪開催成功に向け「頼ることのできる、しっかりとした資金的基盤」ができたという。

蒋副主席はさらに「北京五輪の予算はアテネ五輪の24億ドルを超えず、北京五輪組織委員会が掲げる1600万ドルの黒字目標は完全に実現可能」と述べた。

北京五輪の予算のうち、収入部分は約50%が国際オリンピック委員会(IOC)からの給付金、約10%が入場券・記念品売上金となる見通し。また、IOCスポンサーからの提供額は約2~3億ドルと見込まれる。残りは主に北京五輪組織委員会が自己調達する。

「人民網日本語版」 2005年10月20日