国防部の曹剛川部長(中央軍事委員会副主席、国務委員)は19日、米国のラムズフェルド国防長官と会談した。両氏は会談後、中米両国の関係発展に見合った両軍関係の発展に努力していくと表明した。
ラムズフェルド国防長官は、曹部長の招待を受ける形で18日から中国を公式友好訪問している。両氏は会談後の記者会見で、「会談は率直かつ誠意あるもので、建設的で成果に富んでいる」と話した。
中国の軍事支出に関する問題について、曹部長は「中国の現在の中心的任務は、経済発展と国民の生活の改善だ。中国は国防の整備に多額の資金を費やすことはできない。中国の今年の国防費は、最新の人民元対米ドルレートで計算すると、302億ドルだ。これは確かな数字であり、中国が国防支出を隠すことはありえず、その必要もない」と述べた。
ラムズフェルド国防長官は、「米中両軍関係は近年、いくつかの試練に直面しているが、これは双方にとって相互に学び、相手の考えを知る機会になっている。両軍の交流や双方向的な活動は、双方にとって利益がある。引き続き率直な交流を保てることを願う」と述べた。
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