孔報道官は記者会見の中で次のように述べた。

われわれは、中国側の立場と主張についてこれまでに繰り返し説明してきた。今年4月23日、中国の胡錦濤国家主席はジャカルタで小泉首相と会談し、中日関係の発展に関する5つの主張を直接伝え、小泉首相も賛同した。

しかし、事実が証明するように、小泉首相は自身の意思表示に背いた。日本は、歴史に正しく対処するとの約束を実際の行動で体現するべきだ。被害国の国民の感情を傷つけることは二度とすべきではない。これは、中日関係の改善と発展の前提となる条件・基礎だ。

小泉首相は、中国や他のアジア諸国の平和を愛する人々による再三の反対も顧みず、自身の考えに固執し、歴史を反省するという自身の約束に背き、第2次大戦のA級戦犯を祭った靖国神社を参拝した。われわれはこれに対して、強い憤慨と断固たる反対を表明する。

中国を含むアジア諸国の人々の強い憤慨と反対は、国際社会の理解、同情、支持を得た。日本国内に至っては、多くの日本の国民が小泉首相の参拝に対して批判や否定的な態度を取っており、われわれもこれに注目している。