湖北省、天然林保護プロジェクトの後続産業を発展

 

湖北省は天然林保護プロジェクトの後続産業の発展に力を入れており、三峡ダム区域に森林旅行、果樹や茶畑などの造成に努め、同省西部で漢方薬材栽培、野生動植物の養殖、栽培、速成材林と茶畑を重点として、西北部では乾果類、茶、木本漢方薬材の栽培を重点的に発展させている。

省内各地はそれぞれの優位性を生かし、森林旅行、樹林間での漢方薬材栽培、家畜・家禽の養殖、野生動物の飼育、花卉、盆栽などの後続産業の発展に力を入れている。神農架林区は森林旅行と林地での栽培業を発展させることにより、財政総収入は1999年の2332万元から現在の6382万元に増加した。利川市は2001年に福宝山生態観光区を設置し、その年に約1万人の観光客を受け入れ、観光収入は50万元に達した。鶴峰県は「企業・基地・農家」を結びつけるやり方を通じて、森林、野菜、食品包装、漢方薬材などの産業を逐次増強させている。

計画に基づくと、2010年頃には、湖北省の天然林保護プロジェクトは以下のような規模に達する。そして漢方薬材、果物、速成木材基地の面積は2580万ムー(15ムーは1㌶)、野生動物飼育頭数は70万頭、年間に受け入れる森林観光客が延べ2000万人に達すると同時に、シイタケ、キクラゲ、調味料などの栽培業を発展させることに大いに力を入れ、県ごとの生産高を1000袋にし、現代的な林業システムを初歩的に形成し、天然林資源の持続可能な保護と発展を実現することになっている。

「チャイナネット」2005/10/27