中国、韓国、「小泉首相の参拝は両国人民の感情を傷つけた」と指摘

 

小泉首相はこのほど靖国神社を再度参拝しましたが、中国外務省の孔泉スポークスマンと韓国のバン・キムン(藩基文)外交通商相はこれについて27日、「小泉首相のこの行動は両国人民の感情を傷つけた」との考えをそれぞれ表明しました。

孔泉スポークスマンは27日の記者会見で、「日本の小泉首相がここ数年連続で第二次世界大戦のA級戦犯の位牌が祀られている靖国神社を参拝したことは、中日関係の政治的基盤を損ない、中日関係の正常な発展に深刻な障害をもたらしている。日本側は、事態の深刻さを確実に認識し、侵略戦争の反省という承諾を実際行動に移し、中国人民の感情を傷つけることをこれ以上しないべきである」と述べました。

同じく27日、日本を訪れた韓国のバン・キムン外交通商相も東京で、小泉首相の靖国神社参拝を厳しく非難しました。バン・キムン外交通商相は、27日日本の町村外相と会談した際、「小泉首相の靖国神社の参拝は、韓国国民の感情を傷つけ、国際社会からの理解を得ることが出来ない」と述べました。

「CRI」より 2005/10/28