日本は戦争反省の約束を実行せよ 外交部報道官

 

外交部の孔泉報道官は27日の定例記者会見で、日本首相の靖国神社参拝に関する問題について、記者の質問に答えた。

――最近、日本の小泉首相が靖国神社の参拝について何度か弁解している。同時に、中日関係を重視するとしている。中国のコメントをお聞きしたい。

中日関係に困難な局面が現れた責任は中国側はない。日本国内では、いつも右翼勢力が日本の軍国主義が発動した侵略戦争を美化しており、侵略という罪を認めようとしない。彼らの行為は、アジア被害国の人々の感情を著しく傷つけるものであり、中日両国間の3つの政治文書(共同声明、平和条約、共同宣言)の原則にも反している。小泉首相は日本の政府指導者でありながら、第2次世界大戦時のA級戦犯を祭る靖国神社を続けて参拝し、中日関係の政治的な基礎を損なった。

中日友好とアジア太平洋地域の平和・安定という大局を守るために、中国は「歴史を鑑(かがみ)とし、未来に向かう」の精神に基づき、日本への働きかけを何度も行い、小泉首相が歴史に責任を持ち、人民に責任を持ち、中日友好という大局に責任を持つ態度で、参拝問題で正しい政治的決断をするよう願ってきた。しかし、小泉首相はなおも独断専行し、中日関係の正常な発展に著しい障害をもたらした。日本が事態の重大さを的確に認識し、戦争を反省するという約束を真に行動で示し、中国の人民の感情を再び傷つけることなく、アジアの近隣国や国際社会の信用を得るよう望む。

「人民網日本語版」2005年10月28日