「東トルキスタン」テロ勢力は重大脅威 王国連大使

 

中国の王光亜国連大使は26日、安全保障理事会で行われたテロ関連3委員会の活動に関する審議で発言し、次のように指摘した。

「東トルキスタン」テロ勢力は中国の新疆地方で常に活動を続け、数多くの悪事をはたらいている。しかもアルカイダやタリバンなど国際テロ組織とも結託しており、中国にとってテロリズムの脅威となっているだけでなく、地域の安全と安定も著しく脅かしている。

特に指摘しなければならない問題として、中国の指定テロ組織の1つである「東トルキスタン解放機構」が最近、ネット上で映像を流し、あらゆる手段を用いて中国とのいわゆる「武装闘争」を行うと騒ぎ立てた。

「東トルキスタン」勢力が公然とテロの脅威に訴えていることから、中国は各国、特に「東トルキスタン」テロ勢力が存在または活動している国が、警戒をさらに高め、安保理首脳会合で今年9月に採択された決議1624号の義務を厳格に実行し、「東トルキスタン解放機構」など「東トルキスタン」テロ勢力や構成員に対する必要な措置を講じ、テロ活動を断固として制止するとともに、法により制裁することを願い促す。

「人民網日本語版」2005年10月29日