情報化への発展戦略、15年計画策定へ

 

国家情報化指導チーム第5回会議が3日、北京で開かれた。チームのリーダーを務める国務院の温家宝総理(中国共産党中央政治局常務委員)が会議を主宰し、重要な演説を行った。会議では「国家情報化発展戦略(2006~2020年)」の審議が行われ、原則可決された。

会議では、情報化に向けた発展戦略の策定や実施をめぐり、次の問題の解決に努める必要が強調された。

(1)現代化事業全体への貢献を維持しながら、経済活動や社会の情報化を推進する。

(2)独自創造能力の大幅向上に努め、新しい形の国家建設を推進する。

(3)改革進化への歩みを速め、体制・機構の刷新を推進する。

(4)情報化の基礎を固め、発展能力やサービス機能を強化する。

(5)情報の安全保障システム作りに注意し、情報化と情報の安全とのバランスを取る。

(6)全体を視野にいれた調整を続け、情報化の発展をめぐる重要な関係を正しく処理する。

(7)情報化に携わる人材の陣容整備を強化し、国民の情報分野での能力向上に努める。

「人民網日本語版」2005年11月4日