胡錦濤国家主席は10日午後、ドイツのケーラー大統領とベルリンで会談した。両首脳は、全地球的な責任を担う中独パートナーシップが新世紀において新たな成果を生み続け、両国国民により良く幸福をもたらすよう共に努力することで一致した。両首脳は会談後、両国政府間の文化協力協定、交通・衛生・通信などに関する協力文書の調印式に出席した。
▽胡主席の発言
両国関係が順調な発展の局面を保っている主要原因には、一つには両国関係には強固な政治的基礎があり、直接の利害衝突がないことがある。もう一つとして、両国ともに関係発展を強く重視していることがある。04年5月の中独共同声明では、中国と欧州の全面的な戦略的パートナーシップの枠組の中で、全地球的責任を負うパートナーシップを構築すると宣言した。これは両国が共同で打ち出した戦略決定だ。
われわれは、両国間のハイレベル交流を継続し、政治的な対話や協議を強化していきたい。また、経済貿易協力を拡大し、ドイツ経済界による対中投資の拡大を歓迎し、実力ある中国企業による対独投資を奨励していきたい。さらに、科学技術・教育・文化・環境保護などでの交流と協力を積極的に推進したい。そして、重大な国際問題における意思疎通と調整を維持していきたい。
▽ケーラー大統領の発言
胡主席による両国の関係の評価と、その一層の発展に向けた提案に賛同する。ここ20年余りの中国の急速な発展に、国際社会が注目している。国際問題における中国の影響力と役割も日増しに拡大している。ドイツは対中友好関係を非常に重視している。各分野における両国の交流と協力をたゆまず強化していきたい。
「人民網日本語版」2005年11月11日
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