中国とスペイン、全面的な戦略的パートナーシップ確立を発表

 
スペインを訪問中の中国の胡錦涛国家主席は14日、カルロス国王、サパテロ首相などスペインの指導者と会談し、両国は全面的な戦略的パートナーシップを確立すると発表しました。

   カルロス国王は当日、マドリードで胡錦涛主席のために盛大な歓迎式典を催し、また両国首脳はその後の会談をおこないましたが、席上、カロレス国王はスペイン国民を代表し、胡錦涛主席に歓迎の意を表明しました。これに対し胡錦涛主席は、「中国とスペイン双方は、相互信頼を深め、協力を拡大し、両国関係を新たなレベルに引き上げるべきだ」と述べました。

   サパテロ首相との会談で、両国の指導者は両国が全面的な戦略的パートナーシップを確立すると発表しました。これについて胡錦涛主席は、これは、両国関係は新しい発展段階に入ったことを示したとした上で、「中国側はスペインとの政治、経済協力と貿易、文化と教育、司法など分野の協力と国際協力などを強めていきたい」と表明しました。

   サパテロ首相は、スペイン政府は中国との関係発展を高度に重視し、一つの中国の政策という立場を堅持するとしたあと、「スペインは中国との国際事務での協力を強化し、世界的チャレンジに共同で対抗していきたい」と述べました。
「CRI」より 2005年11月15日