2005年北京再生可能エネルギー大会 「北京宣言」を採決

 
2005年北京再生可能エネルギー大会が11月8日に閉幕し、78ヵ国・地域の代表たちは「北京宣言」を採決し、「再生可能エネルギーの開発を促し、エネルギー消費のプレッシャーに対処する」よう各国に呼びかけた。

同宣言は次のいくつかの原則を強調している。

一、再生可能エネルギー使用の増加は、「国連ミレニアム発展目標」の「貧困撲滅、雇用増加、空気の質と公共衛生の改善、温室効果ガスの排出を減らし、気候の変化に対処し、エネルギー供給の安全性を引き上げる」という目標の実現に積極的な役割を果たすものである。

二、過ぎ去った二年間に、国際石油価格の倍増とともに、国際エネルギー市場が不安定性を示しており、エネルギー輸入に依存している国ぐには無視することのできない経済面でのリスクに直面している。水力発電、風力エネルギー、太陽光エネルギーなどの再生可能エネルギーの使用は国際エネルギー価格の大幅な変動に応対する力を向上させることになる。

三、先進国が再生可能資源の研究・開発を強化し、発展途上国との協力を通じて、技術の移転を実現すること。

四、先進国は発展途上国の再生可能エネルギー開発能力の向上に協力すること。その中には、再生可能エネルギー市場の育成、融資のチャンネルの拡大などの内容が含まれている。

「チャイナネット」  2005/11/15