中国、湿地保全プロジェクトに11億ドルを調達

 
中国国家林業局の趙学敏副局長はこのほど、「湿地保全条例がすでに中国の立法計画に盛り込まれており、向かう5年間、湿地保全プロジェクトの実施のために、11億ドルを拠出することになる」と表明した。

趙副局長は「中国では湿地保全活動が自然保護区の設立という形で行われ、40%の湿地を自然保護区内に組み入れ、効果的に保護されている。現在、湿地保全活動の展開は法的軌道に乗って進められている」と述べた。

   趙副局長は、「津波災害を予防するため、中国は沿岸地域の湿地とマングローブの保護活動を強化し、関連のプロジェクトに9億ドルの投入を見込んでいる。このほか、世界気候変動に密接な関係がある三江源(長江、黄河、瀾滄江の水源地)地区の湿地保護プロジェクトの建設の面で中国政府も巨額の資金を調達することになる」と明らかにした。

「CRI」より 2005/11/17